少し前に、歌舞伎町ホストの帝王と言われるローランドさんの
「俺か、俺以外か。 ローランドという生き方」という本を読みました。
その本は、彼の生き方や、名言を集めたものです。
その一本軸の通った生き方、徹底したこだわりがすごいなぁと思ったのですが、
昨日はその彼の自宅公開のYouTubeを見ることに。
もう、そのストイックさは半端じゃなかったですね。
トップを走る人は、ここまでストイックなんですね。
数秘も「1」
リーダーの素質のある人なのが、納得です。
ローランド氏の名言の中で
印象に残った彼の言葉が2つあります。
ひとつは、
「自分の人生を自分でクリエイトしたい」というもの。
この表現は、私が自分のサイトのタイトルを
「自分の人生を自分で創る」という言葉にしようとしていたときに、
カッコイイ表現だな〜と、パクろうかと思ったのですが、思いとどまりました(≧∇≦)
ただ、私が今書き続けていること、
そして大切さを伝えていきたいことは、この文章そのものです。
そしてもうひとつは、
「説明できる好きって、本当の好きじゃないから」
という言葉でした。
もうなんかね、
頭をガツーンとされた感じでしたよ。
自分は、何が好きかな〜
なぜこれが好きなのかな〜と
自分を分析していくときには考えます。
でも、確かに言われてみれば「これ好き!」という最初の感覚には、理由とかないんですね。
直感そのものです。
これがいいな、という気持ちは、いきなりひらめくんですね。
これなんだかすごく好き、気に入ってしまったわ〜という感じです。
その後、なぜこれが良いと思ったのと聞かれて初めて、理由を考えることもあります。
自分に対しては、理由はいらないもんだな〜ということを
ローランドさんの言葉であらためて気づいたという感じですね。
また、何かを選ぶ時にまず条件から入る場合もあります。
でも最初から、好きだと思う条件を並べ立てて、それに該当するものを探したとしても、
本当にこれ好きかな、と思ってしまうんですよね。
そういう場合は、望んでいる条件は良いんだけど、ここは嫌、という風に欠点や短所が目についてしまって、好きという感情を持てなかったりします。
逆に、「好き」を集めたら、統一性があったり、規則的なものが見えてくることがあります。
今回のローランドさんの自宅でも、「モノクロで四角いものが好きなんですね」と言われて初めて自分で自覚したそうです。
手にとった時に、これ良い!という感情に常に従うことだけを続けていると、
ここまで傾向が分かりやすいんだな〜と思いました。
それにしても、服も靴も、全てのものが、一点だけ。
最高の一品だけを使っているそうです。
つい、洗い替えとかどうしてるんだろうと、考えてしまった私です(;´∀`)
言葉へのこだわり
そのインタビューの中で、今読んでる本として、広告のコピーライティングについて、面白いし勉強になると言っているシーンがありました。
句読点一つ、言葉の使い方一つ、例えとして倒置法を例にしていましたが、
言葉の順序をちょっと変えるだけで、その意味が強調されます。
「私は知っている」という文章でも「知っている、私は」とすることで、誰でも知っているのではなくて「私は」という言葉を強調しますよね。
文章を書くことを仕事にしていたり、文章を書くのが好きな人は、意識的に使うことは多いと思います。
でも、長文ではなくて、キャッチコピーのような短文の中にこそ、その表現は生きてきますよね。
彼の生き方へのこだわりが、そんな言葉一つのこだわりも拾っていくところにも出ているんだなぁと思いました。
私も速読とか、練習してみましたが、基本的には好きではありません。
行間だったり、それこそ言葉の言い換え、表現を味わいたいからでもあります。
何度も文章を戻ったりもします。
そうすると、一回目読んだときより、数倍理解が深まるんですね。
アルキメストなどの物語などは、斜めに読んでストーリーが分かったところで、物語の1/10も味わえていないと思います。
主人公の心の葛藤は、ちょっとした言葉の端々にありますからね。
また、速読の方法として、まず斜めに全体を読んでいって、そこから読みたいところだけもう一度読むというやり方もあります。
どちらかと言うと、私はそんな感じです。
あの分厚い「7つの習慣」を最初は3時間で読み、その後マンガで読み直し(笑
その後にもう一度、じっくり読み込みました。
そうすると、違う内容に感じるときすらあるんですよね。
次に読んだときにも違うところが頭に入ってきたので、その時の自分の状況やステージによって、入ってくる内容が違う本がある、ということです。
文章を書くということ
私は子供の時から本が好きだったので、長い文章を読むことは苦になりません。
むしろ、好きです。
でも、自分が長い文章を書く場合、途中で話がこんがらがったり、発散してしまったり、やたら説明的になってしまったりと、読みやすい文章を書くということの難しさを痛感します。
どんな作家でも、それは何人もの校正を経て、初めて人目に触れる「本」としての文章になります。
書いた本人だけでは、自分の思い込みで表現しているので、文章がねじれたりします。
書き始めの言葉と、しめる言葉がつながっていなかったりするんですね。
「なぜなら・・」と書き始めても、「・・だからです。」と終わらずに、違う話になっていったりします。
頭の中では、言いたいことがあったとしても、
書いているうちに漢字を迷ってしまったり、違うことを考えてしまうと、
文章が最後まで終わらないこともよくあります。
このメルマガも、ブログ集客でも使いたいので、ともかく文字数多く書くようにしていますが、言いたいことはほんの少しですからね。
また、文章を書くことのもうひとつの目的としては、自分の思考の整理のためでもあります。
書いているうちに、自分が本当に言いたかったことが違ってきたり、
自分は分かっているつもりで書き始めても、まだブロックがあって書けない、書ききれないことがよくあります。
「自分を大切にすることについて」
私は、そのテーマでもたくさん書いてきていますが、書けば書くほど、本質的な意味に気づいていきます。
ただ単に、自分が何が好きなのか、だけではなくなっていくんですね。
自分の思いを噛みしめるという意味では、
ローランドさんの「説明できる好きって、本当の好きじゃないから」
ということと共通していると感じます。
本当に言いたいことは、その時の直感で浮かんできたものであって、
なぜ言いたいのかを後から説明していくという感じです。
本来、自分に対しては、そういった説明はいらないんですよね。
「あ〜、これ好きだな〜」でいいのだと思います。
でも、他人へ伝えたいと思った時は、その要素の説明がある方が、伝わりやすいんですね。
デザインの仕事をしていた時、クライアントに参考例をもらうのですが、
私は「全体のイメージとして明るい陽気な感じですね」と理解したことを伝えても、
相手は「??」で、「このモデルさんの雰囲気が好き」だったりします。
文章を書くということは、
そういった意思疎通、コミュニケーションの手段として
考えていることをまとめていくという役割もあると思うんです。
私達夫婦は、それぞれに毎日メルマガを書いていますが、
夫は、私の倍の文章量を同じ時間で書き終えます。
最初は、本も読まない、文章も書けなかった夫も、
このビジネスを始めてもう10年ぐらいになるでしょうか、
その間に、人の書いた文章も読むようになり、本も読むようになったことで、
言いたいことを色んな角度で表現していくことができるようになって、
ひとつのテーマで何千文字でも書けるほどになりました。
私もこの毎日投稿を始めた頃は、100文字程度しか書けなかったのですが、
今では同じ時間で3000文字程度まで書けるほどになりました。
そして、お互いに校正してもらってから投稿するようにしています。
私は元々、読むことは大好きでした。
今は、こうして言葉を紡いでいくことも好きになりました。
自分を表現していくことは、誰かのためだけではなくて、自分のためでもあると知ったからですね。
あなたも、ぜひ毎日何か、その日に思ったことを書き綴ってみてください。
それが積み重なることで、後から見た時に自分を客観視することができます。
あらためて、自分らしさが見えてくるんですね。
自分のこだわりが何かも分かってきます。
ローランドさんのシンプルな思考も、そういった自分自身へのこだわりの強さが根底にあるのだと思います。
彼は、自分のことをすごくよく知っているんですね。
あなたも、自分を知るために、文章を書いてみてください。
面白いなと思えるまで書いてみると、違う世界が見えてきますよ。
今日は、ローランドさんにありがとう(*^_^*)
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