コントロール願望と宇宙の采配

自分の思い通りにならないことで、ストレスをためたり、苦しい思いをしたりしていませんか?

コントロール願望が強いということは、自分に対しても、他人に対しても、環境や周囲に対しても、同じです。

 

自分に対してゆるくあまくて、他人に対して厳しいということはありません。

それは思考のクセ、考え方のパターンが誰でもあるので、
どんなものごとに対しても、その人の価値観は常に反映されます。

 

そもそも他人はコントロールできない

あなたは、コントロール願望はありますか?

自分に対しては、後回しにして、
まずは、
「他人に対してコントロール願望が強い」
ということについて、お話します。

 

親子関係、仕事関係など、日常的に接する人に対して、

もっとこうして欲しい、
これはしないで欲しい、
こうするべき!
ありえない!

あなたは、そういう感情を持つことは多いでしょうか?

これが、コントロール願望というものです。

 

人に対する期待が大きい人も、同様にコントロール願望も強いです。

「常識」や「普通」や「一般的に」という言葉をよく使う人も、
自分の価値観こそが正しいと思い込んでいるんですね。

 

その自分の価値観が正しいと思うからこそ、そう行動しているだけです。

しかし、それを他人にも押し付けようとすることが、コントロールしようとしているということなんですね。

 

他人には、他人の価値観があり、その人にとっての正しいと思うことがあります。

他人をコントロールしたいということは、
価値観が100人いれば、100通りあるということを受け入れられていないということでもあります。

 

本当に他人の価値観は、想像を絶しています(≧∇≦)

同じ日本人でもこんなに考え方が違うかという場合もありますし、
それぞれの思惑、都合によって、そんなにも目的が変わってくるのか、という場合もあります。

 

それを自分の都合に合わせようというのは、とうてい難しいことなんですね。

 

それが、親子であったり、師弟関係であったりしても、全てをコントロールすることは不可能なんです。

親子であっても、そもそもの価値観が違うので、完全に従わせることはもちろんのこと、指示をしたとしても思惑通りに受け取れるかどうか、それこそコントロール不能なんですね。

 

それよりも、相手の価値観をしっかりと聞き取って理解し、その上で最善を探すことのほうが建設的でしょう。

でも、できればその価値観を尊重して、信頼する、任せることが出来る方が、お互いが楽にスムーズになります。

 

「なぜ、そうするんですか?」ということをしっかりと聞くようにしてくださいね。

でないと、コントロール出来ない不満と、コントロールされている不快感がぶつかり合うことになるだけです。

 

自分や環境に対するコントロール願望

一方で、自分や、自分の環境に対するコントロール願望が強い場合もあります。

しかし、これは大切なことでもあります。

 

自分がどうなりたいか、どうしたいか、

自分の環境をどうしていきたいか、どうしていきたいか、

 

それに対して、どこまで条件や制約をつけていくのかということです。

 

それこそ、自分だけで集結する物事に対しては、具体的なイメージができている方が、達成も早いです。

 

自分で自分の時間管理をし、段取りを決めて、期限を決めて、行動するために自分をコントロールする、それは大切なことです。

 

しかも、いやいやではなくて、ワクワクとともに行動すると、スピードが加速します。
イメージがしっかり決まっていればいるほど、到達は早いんですね。

 

これは、私がしていたデザインの仕事でもそうです。
考えながら創っていくときは、時間がかかります。

でも、ほぼ出来上がった瞬間にパソコンがフリーズしたり、落ちてしまってデータが消えてしまっても、もう一度同じものを創るのは、あっという間なんですね(;^ω^)

 

もう、完成予想図が頭の中にあるので、それを組み立てていくだけです。

 

そういう、自分に対するコントロールは、目的がはっきり決まっているときには一番重要になってきます。

 

でも、自分のことだとしても、他人が関わってきたり、環境や周囲によって変わる要素がある場合、自分でコントロールしようとしても、なかなかうまくいきません。

 

それは、想定外の要素が、どんなことでも必ず加わってくるからなんですね。

 

ある意味、それこそがスピリチュアル的にいえば、宇宙の仕業なわけです。

そこにその想定外を入れるからこそ、進化し、変化していきます。

 

想定の中で収まるものは、過去と現在を結んだことの繰り返しなだけです。

未来を創っていくためには、必ずそんな想定外が含まれ変化していくことが必要なんですね。

 

なので、コントロール願望を強く持ちすぎると、変化できなくなり、常に想定外に怯えて苦しむことになります。

 

コントロール願望をなくすということは

コントロール願望をなくすということは、受け入れる、流れに任せるということなんですね。

別の言い方では、波に乗るだったり、なるようになる、だったりします。

必然の結果しかない、ということでもあります。

 

他人の価値観、環境の変化、想定外のできごと、すべて受け入れて流れに任せた時、実は宇宙からの応援が入ります。

私はそれを宇宙の采配とよんでいます(*^_^*)

 

自分の力だけではどうにもならないことでも、なぜか救いの手が差し伸べられたり、ラッキーだと思えることが起きたりします。

それは、ラッキーや奇跡ではなく、自分が受け入れたからこその本来の流れなんですね。

 

自分でコントロールしよう、どうにかしよう、無理矢理にでも動かそう、考えている方向だけに行きたい、そういった思いがあるうちは、その奇跡は起こりません。

 

また、コントロール願望がある状態というのは、何かにフォーカスしていて、意識が固定されています。
思考も偏っている状態なんですね。

 

そうすると、あらゆることに自分の価値観というフィルターをかけて受け取ってしまい、物事の本質を見ることができなくなります。

コントロール願望をなるべく捨てて、ニュートラルに物事を見るクセをつけると、
相手のコントロール願望を見抜けたりします。

 

政治家の発言とかね、コマーシャルの目的とかね、
自分のこうあるべきというような価値観を捨てて見ていると、その相手が何をコントロールしたいのか、見えてきますよ。

 

あなたも、コントロール願望は捨てて、ニュートラルに流れに任せることを覚えてくださいね。

気付くことで、ほぼコントロール願望は消えていきます。

 

今日は、宇宙の采配にありがとう(*^_^*)

#今日のありがとう vol.554

 

 

この記事へのコメントを投稿します

PAGE TOP