白黒つけなくて、グレーでいい

私は昔はすごく何でも白黒はっきりさせないと気がすまないタイプでした。

これもまた、夫と結婚してから、グレーでいいんだということを学んだんですね。

夫が何でもグレーばっかりの人でしたから(≧∇≦)

白と黒と、そしてグレー

今日も価値観の話になりますが、
白黒はっきりさせたいという思いは、
自分の中の善悪の基準に当てはめているということです。

白とは、
正しいこと、
常識的、普通、一般的、
良い人だな〜とか、そんなことです。

黒とは、
悪いこと、
間違っていること、
やってはいけないこと、
悪い人、

そう「私が」決めつけることです。

 

あくまで、「私が」であって、
当の本人にとっては、もちろん白だったりします。

 

何が正しくて、何が常識的なのかなんて、
本当に人の価値観は様々ですからね。

私は、それこそ「一般的な常識」というものが
存在していると思っていたし、
自分はすべて正しいと思っていたのでした。

 

間違ったことが嫌いだという感覚の元、
自分の思う「正しいこと」が、
誰にとっても正しいと思いこんでいたんですね。

 

そして、その頃の私に考えられなかったことは
「グレー」という存在でした。

 

グレーというのは、
白だと思いたい人が、黒では無いよと思いたいだけで、
実際のところは、黒じゃないのと思っていたんですね。

 

例えば、遅刻とか、
約束の時間に遅れることは「黒!」だと思っていた私は、
常に10分前行動でした。

でも、絶対に遅れてはいけないことと、
別のことを優先しないといけない場合など、状況によりますよね。

 

海外や日本でも地域によっては、時間通りということの方がありえなかったりもします。

宴会を始める時間も、目安であって、時間どおりに行っても誰もいないとかありました(;´∀`)

 

当時の私は「ありえない!」と怒ったりしていましたが、
それが「普通」の人たちにとっては、
遅刻に関して、白黒つけていないわけですからね。

 

白でもなく、特に黒でもなく、
グレーでいいんじゃないの?という感覚なんですね。

 

「どっちでもいい」それが、グレーなのだと思うのです。

そういった器の大きさが、昔の私は全くありませんでした〜(;´∀`)

 

誰の中にも白と黒がある

そして、私は、本質的に人間は誰もが善人で、
理由があって悪いことをすると思っていました。

でもね、その理由というのは、その人にとっての正しいことなんですね。

 

だから、私が自分の価値観で、その行為をする人は悪人だと決めつけているだけで、
本人は正しいことをしているということが、往々にしてあるということです。

政治とかね(;^ω^)

 

ということで、世の中には「悪」は存在しません〜〜〜めでたしめでたし!

というわけでもありません(≧∇≦)

 

善も、悪も、無い代わりに、
正しい、間違いも、自分の価値観の中にあるだけですが、

白と黒は、誰の中にもあるんですね。

 

光と影が、お互いが無いと存在しないように、
良いことと悪いことは、「理性」が司っているだけで、誰の中にも陰陽があるんです。

 

自分は真っ白で、何も悪いことなど考えたこともない、という人もいないでしょう。

悪い感情も、良い感情も、同じぐらい持っているのだけども、
その都度、どちらを選んでいるか、だけなんですね。

 

大抵の人は、黒い部分は理性で押さえつけて隠しています。

でも、自分では気づいていたりします。

そして、押さえつけて無いことにして、我慢を重ねていくと、結局爆発してしまったりするんです。

 

黒をどうしたらいいのか

では、そんな黒に対して、どうすればいいと思いますか?

その黒い部分も、自分の一部だということを認めてあげるということが大切なんですね。

 

軽いことであれば、
ああ、これが嫌なんだと、
自分で自分を理解してあげることが必要です。

また、ものすごく嫌いな人がいたとしたら、
そこまで辛いんだなぁ、
私はそこまで追い詰められていたんだなぁ、と
まずはその自分の感情を受け止めてあげることが必要なんですね。

 

そして、その現実をどうにかしようとする前に、
その感情を癒やしていくということが必要です。

 

喜怒哀楽、すべての感情は、自分の反応でしかありません。

誰かが何かをしたという他人のせいではないんですね。

自分がどう受け取ったか、それだけです。

 

白か、黒か、その事実を追求することではなくて、
すべて感情の話です。

 

自分の中にも、白い感情、黒い感情があるということなんですね。

 

そこが分かれば、
いなくなってほしいという黒い感情だとしても、
自分の中の「怒り」が元になっていると理解できるかと思います。

 

何にたいして「怒り」を感じたのか、
本当はどうしてほしかったのか、どうしたかったのか、
その中の、自分の本音、その気持ちは白いものなんですね。

 

その白を少し混ぜることで、グレーになります。

仕方ない、
そんなこともある、
それほど、大切にしていたんだな、

というグレーにしてしまうことで、黒も癒やされていくんです。

 

自分に黒い部分があると気づいたときに、ショックを受けたりもします。

なんて自分は悪い人間なんだろうと自分を責めたりするかもしれません。

 

でも、誰の中にも、黒い部分と白い部分があり、常にそれをゆるく混ぜてグレーにしているんですね。

 

私の名前の「庸子」は、そういう「中庸」という言葉からきています。

そんな白黒のバランスを取ることが、私の使命でもあると思っています。

 

人間は、本質的に善人とかじゃなくて、
色んな面を持って、この地球でゲームを楽しもうとしている、

ただそれだけですから(*^_^*)

 

なので、どんなことであっても、
わざわざ白黒つけなくていいんです。

 

そうなのかぁと、受け入れてください。
そして、グレーにしちゃってください。

 

今日は、そんな白黒グレーのグラデーションな感情にありがとう(*^_^*)

#今日のありがとう vol.579

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