過去からのプレゼント

「過去は変えられる」
と言われたら、あなたはどう思いますか?

嫌だった、悲しかった過去を変えることができたら、どんなに気持ちが楽になるでしょう。

でも、実際に起ったことは事実として変わらないし、
その時の感情も変わらない、

そう思うかもしれません。

 

けれども、その出来事に対する認識は、後からでも今からでも、変えることができるんです。

そうして過去に対する認識を変えるだけで、自分にとってそれは宝物にもなるんです。

 

いやいやいやいや、そんな生暖かい過去じゃないんだと言う人もいるかもしれません。

そんな過去は、実は◯◯なのだと思うのです。

今日はちょっとそんなヘビーなお話。

 

過去は記憶の中に

あなたの過去の記憶とは、どんな感じでしょうか?

小学校に入学した、
中学でバスケ部に入った、
大学受験で希望大学に行けなかった
好きな人と付き合えるようになった
友達が亡くなった、、、

どれも、今のあなたにとっては「過去の出来事」だということは分かりますよね。

あなたという人生の物語の一部です。

 

そして、その出来事を語る時に、その時の感情がよみがえってくるでしょう。

嬉しい、楽しい過去は、また思い出してはニヤニヤし、
またそんな思いをしたいと行動も起こします。

 

でも、辛い過去は、思い出したくもなく、
なのに、また思い出してはその時の辛い感情に苦しむ、ということを続けているかもしれません。

 

過去は、事実として認識されているだけのことは、必要がなければ思い出すこともありません。

でも、強い感情を伴ったものは、何度も思い出して心の中で再体験するんですね。

 

なので、そんな辛かった苦しかった過去は、
その感情を癒やし、認識を変えることで、記憶の中の「過去」を変えていきます。

では、実際にはどういう風に過去を変えることができるのでしょうか。

 

複数の面から過去を見る

必ず、物事には別の面があって、相手があるものは、相手の価値観が絡んできます。

自分の思い込みの記憶としては、嫌な辛い思い出かもしれません。

 

例えば私の場合、父のことをものすごく憎んでいました。

愛されていないと思いこんでいました。

私を自分の思うようにコントロールし、私自身の個性や人格に興味を一切持っていないと思っていました。

私が何を好きで、何をしたくて、何が楽しいか、父にとっては関係なくて、
父の思う「娘」が幸せであったらよかったのです。

それが、私の嫌なことであったとしても。

 

でも、心の勉強をしてきた時に言われたんですね。

 

「自分の望む愛情の形じゃなかったからといって、愛情が無いことにしないで」

 

え?と驚愕しました。

 

私が欲しかった愛情の形じゃなかったかもしれない、
確かにだからこそ、愛されていないと思いこんでいたかもしれない、

でも、父にとっては、それこそが最大の愛情だったのかもしれない、

それを勝手に「無いこと」にしていたのは、もしかして私の方なのかもしれない、

 

 

そこから、過去の様々な出来事を思い返してみました。

 

私にとっては、日記を見られることは嫌でした。

父に「子供は親のものやから、何をしても良いんや!」と言われて、激しく抵抗して、私のプライベートをのぞかないで!と苦しんでいました。

 

でも、親としたら、
子供が何を考えているのか、見るのってすごく楽しいかもしれない、嬉しいかもしれない、
そして心配しているかもしれない、嫌な思いをしていないかとか、大丈夫だろうかとか、

 

それって、今私が夫や大切な人へ思うこと、そのものです。

私のそれは、愛情なんです。

 

父のそれも、私への愛情だったんだと、気づいたときには号泣していました。

 

その他の出来事も、次から次へ、考えてみたら不器用な父親の愛情でしかありません。

確かに、私は嫌だったし迷惑だったし苦しかったけども、
愛されていなかったわけではなく、ただ父親の価値観と、私の価値観が違っていただけのことです。

 

それを愛情がないと決めてしまっていたのは、私だったんですね。

そうして、私の父との全ての戦いの記憶が、ほろ苦い思い出に変わってしまいました。

 

その他の辛く苦しんだ過去についても、ひとつづつ丁寧に拾い出して、
相手の思いや、その後の私がどうなったのか、それを洗い出していくと、

すべての今が、その過去のおかげで成り立っているのだと思えて、
感謝に変わったのでした。

 

それでも、最悪の過去はある

あなたの過去も、そういう意味では変えることができます。

でも、
いやいやいやいや、そんな生暖かいものではないよ、という方もいるかもしれません。

 

ちょっと、ヘビーなことを今から書きます。

受け取れない人は先に進まないでください。

 

その最悪の過去、思い出すとフラッシュバックが起こり、体が震え、
もしかしたら脳があなたを守るために記憶から消してしまっているかもしれません。

そんな過去を持っている人もいるでしょう。

 

でも、私達は輪廻転生を繰り返し、何度も何度も、生まれ変わっているのだとしたら、
何のためだと思いますか?

 

魂が成長するためです。

魂が、目的のために経験しようとしているんです。

 

だとしたら、魂があなたにその最悪の経験をさせたのは、なぜだと思いますか?

 

私は、そこにこそ「使命」が隠れているのだと思うのです。

それを克服すること、そこから立ち上がること、
そして、そこから何かを学ぶこと、

そのために魂がその経験をさせたのだと思うのです。

 

そして、何よりそんな経験をする人は、多分あなたの周りを見回してもそうそういてないでしょう。

でも、世の中には同じ様な思いを経験している人が少なくともいてるのではないでしょうか。
もしくは、これからそんな経験をしようとしている人がいてるかもしれません。

 

あなたがすでに過去にその思いを経験している、あなただからその思いを分かってあげられるんです。

そして、もう克服できているのだとしたら、そんな経験をした人を助けられますよね。

どうやって、立ち上がったのか、誰に助けてもらったのか、覚えていますよね。

あなたが、そんな人を助けることが出来る、
それがあなたの「使命」かもしれません。

 

今、世界はインターネットなどでもどんどん近くなっています。

 

直接会える人しか関わりのなかった時代ではなく、
ネットの先に、あなたを必要としている人と出会える時代なんですね。

 

そして、そういう意味ではもうひとつハードなことを書きます。

その最悪の経験こそが、あなたの「強み」になるのだと思うのです。

 

あなたが、ちゃんとその「強み」を生かして、世の中に出ていった時に、
その希少な経験を求めている人に提供することで、
喜ばれ、その対価を受け取ることも出来るんです。

 

どんな人でも、何が「強み」になるか、分かりません。

価値を提供し、その対価を受取る、という自分ビジネスをしていく時、
人とは違うその人らしさが一番の「強み」となります。

 

あなたがしてきた過去の経験、良かったことはもちろんのこと、
辛かった最悪の過去も、誰かを助けることが出来るんです。

 

そうすることで、その最悪の過去も、魂が喜ぶ経験として生かされます。

 

あなたは、何のために生まれてきたのでしょうか。

過去にとらわれる必要はありませんが、
過去にとらわれて未来へ進めないのであれば、
一度、その過去に向き合ってみてください。

絶対に、必要なことが隠れていますから。

 

それは、今のあなたへ、未来のあなたへの大きなプレゼントです。

 

私もこういうことを書いてしまった責任上、
あなたが過去と向き合う手助けをしていきます。

私が辛い過去を変えることができたように、
あなたの過去も変えることができます。

どうやら、それが私の使命でもあるようですから。

 

今日は、「過去からのプレゼント」にありがとう(*^_^*)

#今日のありがとう vol.556

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