人にアドバイスする時に気をつけること

あなたは、誰かにアドバイスとかすることは多いでしょうか?

今日は、プライベートでも仕事でも、誰かにアドバイスする時に気をつけたいことを書いてみました。

聞かれたとき、聞かれたことだけ答える

私もマインドコーチをするようになってから、アドバイスをする立場にもなりましたが、

それでもいつも、コーチングの大先輩である夫に注意されるのは、

「聞かれていないことまで答えなくていい」

ということです(;^ω^)

 

もともと、おせっかいなタイプなので、あれもこれもとアドバイスしたくなります。

統計学的なタイプとしても、尊敬されたい、上に立ちたいという部分があるので、加速します(;´∀`)

 

コーチングとは、相手の話をまずとことん聞くことから始まるのですが、
私はこれがそもそも苦手でした。

すぐに、相手の話の途中で口を挟んでしまっていたんですね。

 

もちろん、良かれと思って言ってたわけですが、

相手は自分の話を遮られたことの方に気持ちがいくので、何を言っても実は伝わりません。

 

なので、まずは、

「聞かれていないのにアドバイスはしない」

そこが最初に重要なことになります。

 

コーチングをする上では、初歩の初歩なのですが、プライベートでもそれは同じです。

 

特に女性相手は、アドバイスは聞かれるまで一切不要ですね。

女性は共感してほしくて話をしているからです。

 

アドバイスをしてもいいのは「どう思う?」と聞かれてからです。

言いたい、話したいだけのときは、
「どう思う?」と相手の話を聞こうとすることは一切ありませんから(;´∀`)

 

日本語の特性として、最後に述語が来ます。
文章の構成としても、最後に肝心な言葉がくることが多いんですね。

 

◯◯に、◯◯◯というところで、◯◯◯◯してたら、◯◯◯◯◯になってしまったのですが、
どうしたらいいでしょうか?

いつ、どこで、誰と、何をして、で、どうなのか

基本的にはそういう構成なので、文章の最後に何を聞きたいのか出てくることが多いです。

 

話の途中でその人の必要であろう答えが分かったとしても、最後まで聞いてあげないといけないんですね。

 

話していくうちに、本人の頭が整理されて、自己解決したり、質問が変わってしまったりするので、
そこだな〜と分かったとしても、最後まで話が終わったのを確認してから、アドバイスすることが重要です。

 

そして、さらにそのアドバイスは、聞かれたことだけ答えることが大切です。

聞かれた先のことが想定できたとしても、そこまでは答えない方がいいんです。

 

なぜなら、質問した人にとっては、まず気になっているところがクリアにならないと、
その先まで考えることはできません。

ましてや、先のことから説明されても、欲しい答えではない場合があります。

 

私は以前は、質問以外の内容でも、必要だと思ったことは、ついつい全部アドバイスしてしまっていました。

それは、私が、自分では想定できないことをアドバイスされる方がありがたいタイプだったからです。

 

自分の考えていることの、先を先を見越したアドバイスがあると、その間の思考がスピードアップします。
なので、つい人にもそれをやってしまいがちでした(;´∀`)

 

でも、それができるのは信頼関係があり、さらに双方でかなりの事前状況の把握があるからこそ先の問題まで解決していけるのであって、たいていの場合は、そうはいかないんですね。

 

なので、通常のコーチングセッションでは、丁寧にひとつづつの質問を積み重ねていくことで、相手の中にある本当の答えに導いていくことになります。

 

聞かれたことだけの答えがいい本当の理由

私は、チャクラ調整やタロットなども使って、チャネリングや浮かんでくる言葉でのセッションもするのですが、
本人の意識にない問題などが、先に浮き彫りにされてしまうことがあります。

 

相手との信頼関係がすでに築けている場合、そういったメッセージを伝えることもあります。

 

でも、基本的には何か聞きたいこと、解決したい問題を抱えているので、まずはそのことから答えていくようにします。

 

Aについて、どうしたらいいかという悩みだった場合、

「それよりBについて解決することが先決で、そうすればAについても勝手に解決します」ということを相手に伝えたとしても、

相手はAということを解決したいのであって、
Bについては今は考えたくないという場合がすごく多いんですね。

 

なぜなら、本質の部分は本人も意識していなくて、表面的な問題で困っているのだと思っているからです。

そんなことを聞きたいんじゃないと、思ってしまいます。

 

一番多いのは、
Aには、恋愛という言葉が入り、
Bには、両親という言葉が入るということです。

 

人間関係での悩みは、本人の思考のクセが大きく関連してきます。

すぐに、他人のせいにしてしまうだったり、自分を責めてしまうだったり、
上手くコミュニケーションが取れないといったことも、
いくつかの考え方の思い込み、ブロックを紐解くことで解決します。

 

でも、またすぐに考え方のクセは戻ってしまうので、
相手が変わったり、違う状況になると、以前と同じ問題を引き寄せてしまいます。

 

それは、根本的に、なぜそのような考え方をしてしまうのか、思考のクセの原因を探らないといけないのですが、ほとんどが幼少期の出来事に起因します。

でも、それを意識していることは全くと言っていいほど、ないんですね。

 

なので、例えばご主人との関係について悩んでいたとして、それが父親との関わり方に起因しているとわかったとしても、

まずは対象の問題について解決してから、

「なぜ、そういうことになってしまうと思いますか?」だったり、
「その考え方になるのは、どうしてだと思いますか?」といった

根本的なことを考えてみる質問を後からする必要があるんですね。

 

悩みは氷山の一角でしかなくて、その悩みの根本原因が水面下に隠れているのだとしても、
本人が見えるところしか意識していない場合は、水面下の話を望んでいません。

 

望んでいない話を問題にされても、迷惑なだけで、逆に信頼関係が崩れる元になってしまったりします。

 

それが、聞かれたことだけを答える方がいいという本当の理由になります。

 

コーチングのセッションが単発で効果が出ないのはそのためです。

聞きたいことについて納得してはじめて信頼してもらえて、
ようやくそこから本質的な心の問題に取り掛かれるので、
少なくとも数回、できれば半年以上かけるぐらいがちょうどいいんですね。

 

私も、昔は他人軸で、自分が大嫌いな状態からは10年以上かかっているかもしれません。

自分を好きになればいいと言われても、なぜその必要があるのか納得できるまで数年、
そして、ようやく自分を好きになりだして、物事が楽に回りだしたのは、この数年です。

 

その時、そのタイミングで理解できるアドバイスは違うんですね。

なので、同じアドバイスを昔の私にしたところで、何か説教されていると聞く耳持たずで不信感になっていたと思います。

 

それぐらい、その人、そのタイミングによって必要なアドバイスは違います。

なので、聞かれた時に、聞かれたことだけをアドバイスすることが、その時にできる最善のことなんです。

 

本当に必要なことは、ちゃんと必要なタイミングがやってきますから(*^_^*)

今日は、本当に必要なアドバイスにありがとう(*^_^*)

#今日のありがとう vol.570

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